先日戦前の旅行雑誌「旅」という雑誌を仕入れました。戦後も20冊ぐらいあって、全部で70数冊ほど。日本旅行倶楽部が発行していたものです。状態は経年のためかそんなに良くありませんが、記事を読むだけならこれでも十分かと思います。
当時は交通費が今以上にかかりますから、旅行というのはかなりの贅沢だったと思われます。特に海外渡航は夢のまた夢だったのでは。
戦前は「満洲」「朝鮮」「台湾」といった当時の植民地の文字が見られます。また戦時中は軍事色も強く「鉄道は兵器だ」なんて記事もありあすね。
表紙を並べてみると、とても当時の風俗が色濃く出ていて、とても味わい深いです。
ちなみに昭和18年8月号を持って、「旅」は一旦終わりを迎えます。
戦争でもう旅や旅行どころではなくなったんですね。着てる服もモンペという質素なものになっております。
戦後復刊されるのは、まだ戦争の痕の消えない昭和21年11月のことでした。
戦前と比べると、少し書かれている記事も垢抜けた感じがしますね。
戦前・戦後を読み比べてみるのも面白いと思います。
これらは全てネット販売の予定です。近日UP致しますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
ふらり堂では戦前の雑誌の買取を行っております。趣味的なものや専門的なものがあれば扱いやすいかと思います。当店のHPを見てピンと来られた方、お問い合わせお待ちしております。
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