久しぶりに青林堂のガロをまとめて仕入れました。
なかなかまとまって仕入れることがないので、記念に撮影しておきました。
ガロはアングラ扱いされることもありますが、1964年当時商業主義の漫画界において作家の個性を尊重して、作品を掲載したことは画期的でした。漫画界では重要な役割を果たしていて、その時々で素晴らしい作家を輩出しております。
ガロについては下記の二冊を読むとよく分かるかと思います。
「「ガロ」編集長」は文字通りガロの編集長、長井勝一さんの漫画出版人生・およびガロ史を綴ったもの。中学生のころこの本を読んだのですが、漫画にかける情熱に驚かされました。そして紹介してある漫画がスゴイいうのは分かったのですが、当時は本当に昔の漫画を読めなくて、古本屋を回るしかなく、回っているうちに古本屋になってしまったような気がします。
また「「ガロ」編集長」以降のガロについては、白取千夏雄さんの著書「全身編集者」に詳しく書いてあります。
白取千夏雄さん時代のガロ(80年代・90年代)はリアルタイムで読んでいたのですが、この時代もなかなか面白い作家さんがいて、ガロの凄さ・素晴らしさを改めて思い知りました。どちらもオススメの本ですので、是非読んでいただけたらと思います。
ガロに掲載されていたものが全て単行本になっている訳でないので、雑誌ガロで読む価値があると思います。あと雑誌だと直接時代の雰囲気が味わえるのがいいですね。表紙も当時の作家さんが描かれているので、眺めているだけでも溜息ものです。
今までも何度か仕入れてますが、こうやって改めて見てみると本当にいいですね。
コメント
先日もメールしたのですが、月刊漫画ガロの在庫はどれほどありますでしょうか?
ネット販売等しておりますでしょうか?
お手数ですが、ご連絡くだされば幸いです。
今残念ながらお店には並んでない状態です。申し訳ございません。