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8/1(土)古本のメンテナンス 汚れ取り③~表紙編~

古本のメンテナンス

邪道な本のクリーニング方法?!
今までオーソドックスな「表紙の汚れの取り方」をやってまいりましたが、
今回お送りするのはたぶん邪道じゃないかと思うクリーニングの仕方です。
というのもこの方法、全くの我流で、ある日偶然発見したんです。

年末机のクリーニングをしてたら…

時は2016年の暮れ近くのこと。その年の初めに購入したアスクルの机も一年近く経って、結構汚れてきたんです。一年の最後なのでそろそろ綺麗にして終えたいと思い経つ私。フト「机も本のようにきれいになるかな?」と本用のエタノールとライターオイルでもって机を拭いてみるも、意外にもこれが綺麗にならない。「そうか、本と同じように光沢ないと落ちにくいんだ」。よく見ると、アスクルの机はツヤが無いマット加工のような作りになってました。

試しに洗面所の洗剤を使ってみた…

左から「ビオレuハンドソープ」「ジョイ」「ミツエイ/クリームクレンザー」

仕方ないので、洗面所に何かいいものが無いか見に行くと、次の3点がありました「ハンドソープ」「ジョイ」「クリームクレンザー」。ハンドソープは見た目でダメだから、「ジョイ」「クリームクレンザー」を使ってみることに。まず「ジョイ」、これは少し落ちるように見えて落ちない。続いて「クリームクレンザー」、ティッシュに少しつけて少し拭いてみると、汚れが取れるじゃないですか!

クリームクレンザー

ミツエイ/クリームクレンザー ホワイト 400g

成分を見ると、研磨剤+界面活性剤でできているようです。クリーム状のクレンザーは粉状のものに比べると粒子がこまかく、あまり表面を傷つけることなく、綺麗にすることができます。価格は100円程度。だいたいどこの薬局や生活用品店にも売っているので、手軽に使える逸品であります。

そこで、本にも使ってみました!!

「マットな机にきくということは、光沢があるものの経年で汚れでくすんでいるものも落ちるのではないか?」そんな仮説を立てて、やってみると、結構落ちてくれるじゃないですか。

今回の見本はあまり汚れていなかったので参考にならないかもしれませんが、普段はもっと汚れた本にクリームクレンザーを垂らして使っております。クリームクレンザーは気持ち垂らす程度に。あとはエタノールを吹き付けて雑巾でふき取るだけです。

その時から3年半以上経ちますが、ここぞという時にはいつもクリームクレンザーを登場させ、汚れをガンガン落とすと本のクリーニングが楽しくなりました。みなさんも是非無理ないようにチャレンジしてみてください。大事な本は怖いので、まずは光沢があってコーティングもしっかりしたそんなに高くない本で試してみて、感覚をつかむといいかもしれません。では良き古本ライフを!

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