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読んだ本たち

7/1(月)「教養としてのマンガ」 (扶桑社新書) 橋本 博

昨日6/30に橋本博先生の著書が発売されました。

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「教養としてのマンガ」 (扶桑社新書) 橋本 博

ちなみに橋本博先生は私が元働いていた古本屋「きらら文庫」の店長でした。
先生と呼ぶのは18歳の頃勉強を教わりながら、お店の手伝いをしていたからです。
現在では合志市まんがミュージアムの館長、
そして熊本マンガミュージアムプロジェクト代表を務めてらっしゃいます。

思えば15年以上前、「将来本を出すことがあったら今までのマンガ人生を綴りたい」と
先生がおっしゃるのを覚えておりました。
それが叶う日が来るとは!
出版おめでとうございます。

昨日のお昼前ぐらいに購入して、読み始めたら止まらなくなって、
昼食を挟んで、午後のお茶をしつつ、あれ?イッキに読み終わってました。

先生の人生って、見事なまでに戦後マンガ史に重なっているのですね。

赤本マンガ→紙芝居→貸本漫画→劇画→ニューウエィブ

といった具合に本当にいいとこ取りで、マンガの黄金期をリアルタイムで味わっていて、
羨ましいったらありゃしないのです。

その素晴らしいマンガたちを後世に残したい。その思いは先生は人一倍強くて、
31年前に出会った時から、マンガ図書館の構想を話されてました。
「当時はそんなものができるのだろうか?」半信半疑でしたが、
先生の情熱がいろんな方を動かして、
ここまでの形になったかと思います。
この本を読んでいただければ、
きっとその素晴らしい情熱を分かっていただけることでしょう。

合志市まんがミュージアムが出来た時には、とても嬉しそうでした。

本を読んでいる時は、「先生が喋っていることそのままだ。この本は先生そのものなんだな」と思いつつ、
初めてお会いした頃や、きらら文庫で働いていた頃を思い出したりして、
大変懐かしい気分になりました。

そうそう。最初に触れました先生の「将来は本を出したい」には続きがありまして…。
「そのときはあなたのことも書かせてもらうね」
ページを恐る恐るめくると、果たしてその箇所はありました。
恥ずかしいやら、嬉しいやら、いや、ちょっと良く書きすぎなんじゃないの。照れくさいですよ。でも先生、ありがとうございました。

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