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9/18 命名書から死体検案書、弔辞まで。僅か21歳で殉職した若きパイロットが遺したものたち。

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遺品整理から出てきたものらしいのですが、とにかく雑多、様々な人の様々なものが入っておりで整理が大変でした。
しかし、整理を進めていくと、ある人物の一生分の記録が入っていることに気づきました。
写真手前、命名書と弔辞、同じ人物に向けられたものなんです。

死因は飛行機墜落による、頭蓋骨粉砕骨折とあります。
では、なぜ墜落したのでしょう?撃墜されたのでしょうか?

P1020370.jpg

違います。編隊訓練中に隣の飛行機に接触、墜落してしまったのです。
それがこの報告書から読み取れます。

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私はこの塊に圧倒されながら、2つのことを感じました。

1つ目は、戦争はこんな犠牲者も生む、ということ。戦争がなければ、大好きな絵を生業に出来ていたかもしれない。
そして、このような訓練は現在の日本でも毎日行われているということ。

2つ目は、アナログデータの力強さです。
いま21歳の方が亡くなったとして、こんなに濃密な足跡が残せるでしょうか?
さまざまな足跡はデータの欠片としてクラウドの海に溶けてしまっているのではないでしょうか。

今回ばかりは宣伝無しで。

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