今回の買取
・行った場所:大阪市淀川区
・動機:遺品整理
・主な買取品目:戦前古書他
・買い取った量:段ボール10箱
・作業時間:1時間程
仕入の話はいつ何時あるか分かりませんね。今回は突然仕入れが舞い込んできた話です。
先日10/5(火)は岐阜羽島にて骨董市にて仕入れを行っておりました。この日の出品量は多くて終了は20時を過ぎるであろうと言われておりました。
白熱する市場。自分もこの日は頑張って落札しました。夕方になってちょっと疲れが出てきたものの、「まだまだ頑張るぞ~」と意気込んでおりました。その時携帯のベルが鳴り「戦前の古書があるのですが、買取来ていただけますか。時間が無いので、なるべく早くお願いしたいんです」。
結論から言うと、行くことにしました。というのも電話口の依頼主の声を聴いていると、一刻を争うような気がしたのです。
岐阜羽島を18時過ぎに出て、目的地大阪市淀川に到着したのが20時30分。電気が来てなということなので、カンテラとヘッドライトを駆使して、家屋の中に入ることに。
依頼主に導かれて、二つの棚の前で本をじっと見ました。
戦前と聞いてものの、中には戦後のものもありました。しかし、確かによく見ると戦前のものも混ざっていて、掘り出して見る価値はありました。
真っ暗な中、夢中で本をあさり、気が付くと1時間があっという間に過ぎておりました。
翌日、事務所に帰って使えそうなものを机に並べてみました。
こちらの御先祖は美術関連がお好きだったようで、戦前の目録や図録等が出て参りました。
また蔵書票を集めた本もあって、これはなかなか売れそうだと思いました。
戦前の三越の会報誌も表紙が味わい深くて良いですね。
やはり戦前は自分が生まれていない世界ものなので、未知との遭遇が常にあって、本や物を整理するだけで胸がドキドキしてきます。
👆戦前ではないですが上のようなあまり見ることもなくなったボンドのパーッケージも面白いと思いました。
そうそう、今回早く来て欲しい理由を書くのを忘れてました。こちらの家屋はここ数日でかなり老朽化が激しくなり、数日内に取り壊さなければならなくなったそうです。戦前からある木造建築なので仕方ないのですね。残念😢
やはり一刻を争う買取だった訳です。すぐに行って正解でした。今回買い取ったものが、大切にしてくださる方の手元に行きますように。
ふらり堂では戦前古書の買取を行っております。整理される場合は是非当店にお問合せくださいませ。
コメント