「古本買取で持ち込みを検討しているが、他の買取方法との違いは?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。古本の買取方法は、持ち込み買取、出張買取、宅配買取の3種類が一般的です。その中でも持ち込み買取は店舗に直接赴くため、即時現金化が可能となっています。しかし、本の種類や状態によっては買取不可となる場合もあり注意が必要です。
当記事では、古本買取の手段3種類と持ち込み買取のメリット・デメリット、また持ち込み買取をする際の流れについて解説します。
1.古本買取の方法は持ち込み(店頭買取)を含めて3つある
古本を買い取ってもらう方法は、持ち込み含めて主に以下の3つです。
- 持ち込み(店頭買取)
- 出張買取
- 宅配買取
近年は、出張買取や宅配買取を手軽に利用できるため利用する人が増えています。ただし、売りたい古本の量や質に応じて買取査定額は変わるので、それぞれの特徴を理解した上で最適な方法を選ぶのがよいでしょう。
以下では、それぞれの古本の買取方法の特徴やメリット、デメリットを紹介します。
1-1.持ち込み(店頭買取)
持ち込み(店頭買取)は、売りたい古本を直接店舗に持ち込み、査定してもらう買取方法です。店舗スタッフがその場で本の状態や需要を確認し、買取価格を提示します。査定金額に納得すれば、即現金化できるのが特徴です。一般的な古本屋や大手チェーン店などで対応している場合が多く、事前予約なしで利用できます。
ただし、店舗ごとに買取ジャンルや基準が異なるため、買取対象外の本が出ることもあります。その日に現金を受け取りたい方や希少価値の高い本を直接査定してもらいたい場合におすすめです。
1-2.出張買取
出張買取は、買取専門業者が自宅まで訪問して査定・買取を行います。自ら店舗に行く必要がないので、大量の本がある場合や本を運ぶのが難しい引っ越しや断捨離の際に場合に便利です。査定は予約制が一般的で、依頼する際に売りたい本のジャンルや数量を伝えておくとスムーズに査定が進みます。
査定金額に納得すれば、その場で現金を受け取れるのが一般的です。しかし、業者によってはエリアを限定されたり、出張費用がかかったりすることもあるので、事前に公式サイトを確認しておきましょう。即時対応が難しい場合もあるため、余裕を持って予約しておくのがおすすめです。
1-3.宅配買取
宅配買取は、売りたい古本をダンボールに詰めて、宅配便を利用して業者に送り査定してもらう買取方法です。自宅にいながら全国どこからでも利用でき、忙しい人や店舗が近くにない人に適しています。
申し込み後に必要な梱包資材を送ってくれる業者もあり、送料や査定料が無料の業者も少なくありません。査定完了後はメールやLINEなどで買取額が提示され、承諾すればお金が支払われる仕組みです。ただし、査定結果に満足できなかった場合、返送料がかかることがあるため注意が必要です。
査定結果が出るまでに数日かかるため、急いで現金化したい人には不向きと言えます。手間が少なく気軽に利用できる一方で、直接査定を受けられない点がデメリットです。
2.持ち込み買取(店頭買取)のメリット・デメリット
持ち込み買取は即日現金化が可能で自分のタイミングで買取を依頼できるため、多くの方が利用している古本の売却方法です。しかし、店舗の混雑状況によってはスムーズに買取ができない場合もあります。
以下では持ち込み買取のメリットとデメリットを紹介するので、両方を踏まえた上で自分に適した方法を選択してください。
2-1.持ち込み買取(店頭買取)のメリット
持ち込み買取のメリットは、1日で査定が終わり、即時現金が可能なところです。店舗に直接本を持参するため、その場で査定を受け即日現金を受け取れます。急ぎでお金が必要な場合はおすすめの買取方法です。また、営業時間内であれば予約なしで査定をしてくれるだけでなく、査定の金額に納得がいかなければ価格交渉も可能です。
専門性の高い古本を扱う店舗では、分野に特化した知識が豊富なスタッフが査定を担当するため、希少価値のある本や高価買取が規定できる本を正確に査定してもらえるでしょう。
2-2.持ち込み買取(店頭買取)のデメリット
持ち込み買取のデメリットは、時間と労力がかかる点です。例えば、大量の本を売却する場合、店舗までの持ち運びだけでも手間がかかります。自宅が店舗から遠かったり車がなかったりすると、さらに労力がかかるでしょう。
また、店舗の混雑状況によっては査定をするのに長時間待つ必要があり、古本の種類や質によっては買取不可となる書籍もあります。事前に買取対象品目を確認しておきましょう。
持ち込み買取は仕事や育児で忙しい人や近隣に買取店舗がない人にとっては利用しにくい点がデメリットです。利便性を重視する場合には別の買取方法を検討するのがおすすめです。
3.持ち込みで古本買取する場合の流れ
持ち込みで古本買取サービスを利用する場合は、以下の流れに沿って行いましょう。
- 古本買取店に古本を持ち込む
- 本人確認をする
- 査定結果が出るのを待つ
- 提示金額に納得すれば買い取ってもらう
持ち込みでの古本買取は、混雑時や大量の本を持ち込んだ場合は査定に時間がかかることもあるため、余裕を持って店舗に行きましょう。店舗が混雑しやすい土日や連休を避けて訪問すると、スムーズに査定を受けられます。
査定額に納得できない場合はキャンセルも可能です。本を事前に拭いてきれいにしたり、続巻も揃っている本はまとめて売りに出したりすると買取額を上げやすくなります。
4.持ち込みで古本買取する際に必要な準備物
持ち込み買取では本人確認を求められるため、必ず本人確認書類を用意する必要があります。本人書類として使える証明書は以下の通りです。
- 運転免許証/運転経歴証明書
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- パスポート
- 各種健康保険証
- 住民基本台帳カード
- 住民票の写し
- 学生証
- 各種福祉手帳
- 年金手帳
上記証明書の中からどれか一つ提出しましょう。氏名、生年月日、現住所が記載され、有効期限が切れていなければ問題ありません。不安な場合は店舗買取の前に問い合わせを行い、必要な書類を確認しましょう。
また、18歳未満の方が買取依頼をする際は、保護者の同意書が必要となります。同意書がない場合は買取不可となるため、必要書類を用意してから店舗を訪れましょう。
5.古本買取で売れない可能性が高い商品・状態
買取では、本の種類や状態によっては買い取ってもらえない場合もあります。
- 週刊誌
- コミック誌
- フリーペーパー
- 表紙がないもの
- 破れ・切り取りや汚損があるもの
- 書き込みがあるもの
- 日焼けやカビ・シミがあるもの
- ニオイが染み付いているもの
- 法律で規制されているもの
- 百科事典
上記はあくまでも一例で、店舗によっては「未開封のもの」「同一アイテムを2点以上買い取りできない」など他のルールを設けていることもあります。週刊誌や漫画雑誌においても、新しく発行されているものや内容によっては買取OKとしている店舗もあります。買取店舗によって買い取れない条件が異なるため、事前に確認しておくと安心です。
まとめ
古本を買い取ってもらう方法には、持ち込み(店頭買取)、出張買取、宅配買取の3つがあります。持ち込み買取は、即日現金化できるメリットがある一方で、持ち運びの手間や査定待ち時間が発生する可能性があります。売る本の量や状態によって、最適な買取方法を選ぶことが大切です。
また、本人確認書類の準備や、買取不可の本の確認を事前に行うことで、スムーズに買取を進められます。自身の状況に合わせた方法を選び、賢く古本を売却しましょう。
コメント