SPレコードのレーベルをタイル状に並べてみました。
ポリドール戦前盤の写真レーベルって、今でも通用するかっこいいデザインだなぁ、と改めて感心しました。
さて、今回は結構な量のSP盤をお店に持ってきて頂き、買い取らせて頂いた中のごく一部。
殆どがちょっと難しいお品物だった訳ですが、やはりキラリと光るものが少し混ざっておりました。
写真のレコードはほとんど昭和13年(1938年)発売のもので、ちょうど今から80年前のものです。
SP好きの間ではそう珍しいものでなないのですが、とにかくコンディションが良い!
SPなんて太い針で盤面削りながら再生するもんですから、まあ少しのキズは当たり前。
そもそも古いものですし。
そこに来て今回の盤はほとんど再生された形跡がありません。
他にも珍しいものがありまして。
先程の「難しい」ものというのは民謡、長唄、端唄、小唄、童謡、ポピュラー音楽あたりなんですが、
当然何事にも例外というのはございます。
例えばこれ。
長唄界の唄方の名跡に芳村伊十郎という名があるのですが、
レーベルには芳村伊四郎の名。これは多くの場合、伊十郎を名乗る前の名前なんです。
で、このレコード、番号から推察すると大正もしくは昭和の極初期のもの。
ということは・・(以下略)六代目の伊十郎かも!七代目はいっぱい録音あるけど
六代目は少ない。おお・・・と思っていると。
こんなのまで出てきて。
大正の芳村伊十郎。六代目です。しかも4枚揃い。状態も悪くない。
ちゃんと丁寧に見てよかった、と同時にこんな宝(売れる売れないは別として)を見逃すようなことがあってはならない!
と改めて気を引き締めた次第。
当店はSPレコードを買い取ります。
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