お客様より珍しい本の買取がございました。
1969年から1970年にかけて、毎日新聞社より発行された毎日新聞SFシリーズです。
本自体には「毎日新聞SFシリーズ」と書いてありますが、
巻末を見ると「毎日新聞SFシリーズ ジュニア版」と書いてあります。
まあそんなことはどうでも良くて、この本ときたら揃いではなかなか見かけることがございません。
経年感があるとはいえ、揃いで仕入れられたので天にも昇る気持ちになりました。
にしてもこ、の本ときたら表紙の装丁は全部同じで、ちょっと味気ないですね。
ところが中の挿絵が素晴らしいんですよ。筒井康隆「緑魔の街」より。
こちらはゴジラではない、香山滋「怪物ジオラ」。
意外にも手塚さんは文章オンリー。手塚治虫「蟻人境」。。
ショートショートではなく、こちらは短編。星新一「宇宙の声」。
時は昭和40年代。
万博開催当時、人々が思い描いた未来像なるものが出てるような気がしますね。
(この挿絵を見ると、世紀末的ですが・・)
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