出張買取にて市松人形が入ってきました。
持ち主は生きていたら100歳以上になってたとか。
残念ながら10年程前に亡くなられたそうです。
ですので謂(い)われを聞くこともできず、
ただただこの子を見て、彼女にまつわるストーリーと申しますか、
妄想を一日膨らませておりました。
(100歳の方の持ち物ですので、おそらく大正から昭和初期のものかと思われます。服の中を見れば銘があるのでしょうが、残念ながら服が劣化しすぎていて、触るだけで朽ちそうなのでそっとしときました)
そしてじっと見つめていて、妙案が浮かんだのでありました。
今日の午后2時半頃に女性スタッフが来るのです。
この時を逃したら、あとがない。
(アップにすると、髪の毛は人毛でふっさり。まつ毛があって、まるで生きてるかのような市松人形)
急いで彼女の机の前に人形を置く。
すると、ほどなくして彼女がやってきました。
結果は・・・想像にお任せします。
あとでこういう悪戯を大人になってからやってはいけないと反省、反省。
おまけ
この時の買取には他にもいいものがあって、すごく嬉しかった記憶があります。
この人形と本が入っていた部屋は長年倉庫として施錠され、外界と触れていない状態でしたので、入った瞬間に昔の空気に触れる思いで、タイムスリップしたかのような興奮を味わったのを思い出しました。
コメント