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4/23(金)SPレコードの整理

本日は珍しく市場も出張買取も無かったので、午前中は机回りの片づけを、午後から買取したSPレコードの整理をやってました。

いつもなんですがSPレコードって気が付くとたまっているんです。今回も200枚以上の中から売れそうなものを抜き出してネットで売ることにしました。扱ってみた方は分かるかと思いますが、実はSPレコードというのはなかなか高く売れるものが無いのです。今回に関しては売れるものが2割無いくらいでしたが、これが現実です。いやまだ良い方かもしれません。

SPレコードの特徴はというと、まず重いです。今までSPレコード1000枚以上の仕入れが2回ほどありましたが、その内一回は見事ぎっくり腰になってしまって、もう死ぬ気でSPレコードを運ぼうとしたんですが、全然ダメ。依頼者の方に頭を下げて、「ぎっくり腰でスイマセン」って謝って延期してもらったのを覚えております。
あとSPレコードといえばもう一つの特徴、割れやすいです。酸化アルミニウムや硫酸バリウムなどの微粉末をシェラック(カイガラムシの分泌する天然樹脂)で固めた混合物らしいのですが、陶器のようにもろく、ちょっとした衝撃でヒビが入ったり、割れたりしちゃいます。
しかも録音時間が片面5分程度と短く、クラシック等の長い演奏となると一曲に6~10枚くらいに収録なんてことも珍しくないのです。

こういった理由により、扱う業者も買う人たちも少ないように感じます。ですが扱い始めると、この難点があるゆえにかえって愛おしくさえ感じてしまったりするのです。ほら手を焼く我が子ほどかわいいと感じるのと似たようなものです。えっ、分からない?
そんな手を焼く子SPレコードから極稀に、そう極々稀に、これでしか聴けない音源を発掘することがあるのです。その時の喜びといったら!極上の喜びなんですよね( ´艸`)‼

と前置きはこれくらいにしてっと。試聴はいつものTEAC LP-R550で。ちょっと高額なものや、難有なものは聴いてみるようにしてます。この日もヒビが入っているものを聴いてみましたが、ちょっとノイズが入りましたが、なんとか再生できるのを確認。

あと今回はできるだけメーカーの袋をレコードに合わせるようにしました。兼ねてから少し取ってあるのですが、

たまに重宝します。やはりこんな感じでレコードと袋が一致すると気持ちがいいもんです。

ちなみに一致するものが無かったのが、↓下の袋たち。

ビオンレコードとかマイナーそうなので今後もあまりなさそうですね。でも他のは今までも扱ったことがあって、特に日本蓄音器商会の袋はその頃の日本の領土も記されていて、強烈に印象に残っております。

ほら、こんな感じで。

こんなことしてる内に、今日も一日終わってしまいました。あ~あ。

ふらり堂ではSP盤レコードの買取を行っております。整理の際には是非当店にお問合せお願いいたします<m(__)m>

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