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アニメ・特撮CDの買取

10/8(木)40箱とアニメ雑誌の買取

それは一本の電話から始まったのでした

先日お客様より電話があって、「引っ越しに伴い本を大量に片付けたい」と連絡がありました。
どうもHPを見てかけられたみたいで、「古本屋の大型チェーンだと、どうしても値が付かずに処分されるおそれのあるものが含まれているので、ちゃんと見てくれそうなところにと思って連絡したんです」ということでした。しかしこれは責任重大ですね。お客さんの思っていることころと、うちが欲しいところが一致するかどうかです。

約束の日に自宅にお伺いすると、本がきちんと分類されて置かれてました。几帳面な方だと感心してみると、確かに各ジャンルに少しずつ光るものがあるんです。特に目を惹いたのがアニメ雑誌。だいたい1988~1989年のものがメインで、折れやシワなどなく、付録完備で状態がかなり良い。

確かにこの手の雑誌は査定する業者に寄って大幅に違うでしょうね。査定を終えてお客様に金額を告げると、「ちゃんと見てくださった感じが伝わって参りました。良かったです」と喜んでくださいました。こっちもお客様の意向に添えて本当に良かった。この度はありがとうございました!

アニメ雑誌は「アニメディア」「アニメV」「ニュータイプ」「アニメージュ」の四種類。どれもなかなか個性があって良い雑誌です。

アニメディア
この雑誌は他の雑誌に比べて文字よりもビジュアル重視で、アニメ初心者にはとっつきやすい雑誌です。私が小学校の頃創刊されて、都会から来たいとこがこの雑誌を読んでいたので、すぐに自分も購入してアニメにのめり込んだ記憶があります。

学研の漫画雑誌に安彦さんが漫画を描いていたこともあってか、アニメディアでは安彦色が強かったような気がします。(左)1989年11月本誌(右)同年付録

アニメージュ
こちらははもっと専門的でクリエーターいついて特集したりしてました。特に宮崎駿・ジブリ色が強く、宮崎駿の「風の谷のナウシカ」が連載されていたのも印象深いです。付録などを見ても、宮崎駿・ジブリものが目立ちますね。

1989年の宮崎駿/ジブリといえば、世の中「魔女の宅急便」で盛り上がっておりました。
(左)1989年9月号(左1989年8月号付録

ニュータイプ
1985年創刊。アニメ雑誌としては他誌と比べて後追いですが、創刊当初はタイトルからも分かるようにガンダムを前面に出した特集が目立ちました。また判型が他紙よりも大きいので、グラビアなど迫力がありました。

1980年代後半になると永野護のファイブスター物語がアニメとなり、
ニュータイプ誌上では盛り上がっておりました。(左)1989年4月号表紙
またガンダム色も強く、富野由悠季特集が組まれたりしました。(右)1988年6月号記事

アニメV
アニメディアの別冊としてほぼ同時期に創刊された雑誌です。ですが私はほとんど読んだことがなく、というのも当時発売されていたオリジナル・アニメ・ビデオの特集雑誌だったので、ビデオが高価だった当時としてはなかなか網羅できずにおりました。今となっては貴重な資料だと思います。付録つきで残っているのがありがたいですね。

80年代後半のOAVといえばガルフォース。園田健一キャラクターデザインでヒットしました。現在では海外でも人気があるそうです。(左)1990年1月号表紙。
(右)1990年2月号付録でOAVデータファイル。1983~1988年のOAV作品リストや89年度の完全データもあって、資料性高し。

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