本日夕方事務所と店舗に清掃業者が入るので、掃除に片付けをやっておりました。
その過程でちょっと前に仕入れたSM写真集・SM雑誌が出て参りました。年代は1970年代後半~1980年代で、なかなか良い時代のもの。程度もよくてその道のコレクターに喜ばれそうです。
この時代のものSM雑誌を見ると、特定の執筆者が何誌にもまたがって原稿を書いております。特に目立つのが団鬼六・由紀薫・千草忠夫・結城彩雨の4人組。団鬼六に至ってはSMの新雑誌が創刊される時には看板作家として必ず起用されていたみたいです。作品数も膨大なので、全集とか出たら結構なものでしょうね。
写真集はタイトルを見ると決まって「未発表」「秘蔵版」という文字が躍っております。おそらく「どの雑誌にも掲載されたことのないもの」ということで、付加価値を高めたかったんでしょうが、こう何回も乱発してると、当たり前すぎてありがたみが薄れそうです(笑)。
雑誌の写真は団鬼六の弟子である杉浦則夫の名前がよく見られます。また縄師・緊縛師というSMの縛りのプロフェッショナルがいて、カリスマ縄師が受け持っている写真集は人気を博しておりました。
雑誌や写真集には責め絵・縛り絵を得意としたイラストレーターがおりました。前田寿按・小妻容子・沖渉二・椋陽児などがそうです。彼らは当時ひっぱりだこだったみたいで、どの雑誌・写真集でも何回も見かけます。
海外でもSMはありますが、海外とくらべると湿っぽいというか独特のものがありますね。
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