こんにちは!
ようやく涼しくなって、だいぶ過ごしやすくなりましたね。
うちも倉庫の片付けがやりやすくなりました。
ちょっと前まで汗ダラダラでやってて大変でした。
といってもやってもやっても本の山はナカナカ減りませんけど。
ところで先日大好きな戦前の雑誌を仕入れました。
大阪商船発行の「海」。
昭和3年~昭和18年までと、だいぶ幅がございますが、
戦前の旅行の様子を知るには良い雑誌なのです。
まずは表紙をズラリと。
特に女性が見送りをしている昭和3年1月号は、風情があって大好きです。
世界恐慌が来るちょっと前で、まだ紙面からは平和で穏やかな感じがします。
ページをめくると、当時アメリカのシアトルまで13日間の航路だったことが分かります。
だいたい距離にして1万キロぐらいありますから、時速70キロぐらいで進んだんでしょうか。
昭和10年4月号になると、当時植民地だった台湾のページが。
台湾ってこんなところだったんだ。完全に南方という感じです。
昭和17年9月号には満州特集。
開拓団の開墾の様子や、工業化されている工場の様子等。
広告には別の号ですが、南満州鉄道株式会社、満鉄。「団体5割引」って強烈な割引です。
何冊かは鳥瞰図的な地図も掲載されていて、当時の地形を3Dとして見ることができます。
あと当時の船内の様子です。みんなたぶんお金持ち。
この時代に船旅なんて出来たら最高だったでしょうね。
広告もいろいろ面白いものが載ってました。
特に甲子園球場で開催された「戦車大博覧会」が興味深いですね。
ネットで調べると「1939年2月、大阪市の御堂筋を戦車や装甲車など60両が行進した。朝日新聞社主催の「戦車大展覧会」の最終日に、阪神甲子園球場から大阪城まで約15キロを走った」とありました。
パラパラめくってたら、よい息抜きになりました。
また整理して、面白い本を発掘するぞ~!
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