先日宮城県にて古書組合の大市がありました。
なんでも二十年ぶりということで、「これは是非見ておかなければならない!」と、
聞いてすぐに航空券を予約。行って正解でした。
なかなかの盛況振りで、私もいくらか落札することができました。
せっかく宮城県に行くのだからと、前々から行きたかった古本屋さんに行くことにしました。
それは仙台市にある「book cafe 火星の庭」。
2001年頃だったでしょうか。私が熊本で古本屋にて働いている頃からその名前は聞いておりました。
当時ブックカフェスタイルの古本屋は私の周囲では聞いたことがなく、「どんな店だろう?」と興味津々でした。
それがいよいよ時を経て実際に行けるなんて。感慨深いものがあります。
お店に行く途中、「杜の都」仙台らしく大通りに大きな木が植えてあり、
緑が美しい街だなあと感動しました。
そこから程なくして、通りの一角にお店はありました。
すぐ隣のコインパーキングに車を停めて、いざ中に入ろうとしたらすごく緊張しました。
いつもそうなんですが、古本屋さんに入るのは緊張します。
店の前に目をやると、店名の書かれたオブジェが。シャビーシックで素敵ですね。
入ってからもなかなか名前を名乗れず、オーダーの段階で挨拶をしました。
ちなみに注文したものは、アイランという塩ヨーグルトとスコーン。
これがたまらなく美味しくて、特に生クリームをつけたスコーンとアイランとの相性が抜群で、
すぐに全部たいらげてしまいました。
お腹が満たされたところで、店主に許可を得て店内を撮影させていただきました。
思ったより広い店内。奥行きがあります。
客席はゆったり座れて、居心地のよい空間でした。
店内に入ると、すぐに奥の方まで本が見えるのがいいですね。
本は文学書・美術書・専門書など多様で、見ていて飽きることがありませんでした。
見慣れないものもあるので、今回の訪問ではとても見きれないほど。
1時間ぐらい見ていたでしょうか。あっという間でした。
見ていた中で、特に新刊やオススメの本や台湾のzineが置いてある棚が結構気になりました。
どれにしようか迷った挙げ句、「花森安治装釘集成」をこの中から選びました。
普段では買うのに勇気がいる金額ですが、旅行をしていると「この機会だから…」と
ついつい手が伸びます。
他にも宮城・仙台ならではの本を4冊選んだところで、この日の買い物は終了。
ちょうどその時、業界の方がお店に来られました。えっ、私もいいの?
と思いつつも、店主の前野さんと私とその方で、
お茶をしつつお話させていただきました。
スイマセン。はじめてだというのに、ついつい話が面白くて長居してしまいました。
でもおかげで仙台でのよい思い出ができました。ありがとうございました。
book cafe 火星の庭
〒980-0014
宮城県仙台市青葉区本町1-14-30
電話: 022-716-5335
定休日 火・水曜日
営業時間 11〜19時
駐車場 近隣にコインP有
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