先日出張買取で丹波篠山市に買取に行って参りました。80キロ近くあるのですが、高速道路を使うと1時間チョイで行くことができます。買取させていただいたのは主にSP盤レコードに丹波焼等。メインはSP盤レコードで、歌詞カードが付いている状態の良いものでした。

写真は一部ですが、歌詞カードはついているものを撮影。

まず目を惹くのが「東洋のマタ・ハリ」と呼ばれた川島芳子(1907-1948)の作詩を東海林太郎が歌ったもの。彼女は歌も歌っており、『十五夜の娘』『蒙古の唄』などのレコードは大変人気があったそうです。

上原敏(1908-1944)は戦前の人気歌手で、ポスト東海林太郎と呼ばれておりました。残念なことに戦争で亡くなられております。レコードは妻恋道中(1937.4)作詞:藤田まさと/作曲:阿部武雄/編曲:阿部武雄。

東海林 太郎(1898-1972)は戦前から戦後に活躍した人気歌手。ロイド眼鏡をかけて燕尾服を着用して直立不動の姿勢で歌う一度見たら忘れられないインパクトあります。この時代の歌詞カードのイラストは味わい深いですね。

音丸(1906-1976)大正・昭和に活躍した歌手。音丸の芸名の由来は「音は丸いレコードから」という洒落にちなんで名付けられたそう。こちらのレコードは潮来月夜(1937.6)作詞:久保田宵二/作曲:竹岡信幸/編曲:奥山貞吉。

純情一座は1936年の映画で、原作/サトウ・ハチロー、監督:渡辺邦男によるもの。こちらはその映画の挿入歌で、歌手は千早淑子。別名、松島詩子(1905-1996)。戦前戦後を通じて、ヒット曲多数。

ミス・コロムビアは本名松原 操(まつばら みさお、1911-1984)。1933年22歳のときコロムビアのオーディションに合格。売り出すために「ミス・コロムビア」という覆面歌手として彼女をデビュー。そして曲がヒットし、その名前がそのまま定着したのです。

「レコードドラマ 友情」は朝日新聞が規格主催して作ったレコードのようです。2枚組なので、ちょっとしたミニドラマが展開されていると思います。

社交ダンスの踊り方と称して「タンゴ」「ワルツ」「ブルース」などあり。
「タンゴ」「ワルツ」は分かりマスが、「ブルース」はどんなもんだろう?と疑問符が…。

そして萬歳「東京みやげ」。萬歳とは日本の伝統芸能の一つで、現代の漫才の元になったものです。

今回ご紹介させていただいたレコードは早速値付けして、お店に並べました。ご興味ある方は是非お店に遊びにいらしてくださいネ(^^♪


ふらり堂ではSP盤レコードの買取を行っております。整理される際には是非、当店までお問い合わせくださいませ。
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