全日大阪府より 書道関係の買取の依頼がございました。
書道関係の書籍が大量ということでしたので、「硯はございますか」とお聞きすると端渓の硯があるということ。これはひょっとしていいものに出会えそうな予感。予定の本日期待しつつ大阪の方面へ車を走らせました。
目的地付近まで行くと、人影が見えました。どうもわざわざ外に出ていて待っていてくださったようです。とても丁寧な方だと思いました。
中に入ってみると、話通り書道関連の本の塊がごございました。
まずはこれを丁寧に査定して、終わったらお次は硯の設定へ。
話に聞いていた通り、端渓硯がございました。そしてさらに蒼龍硯が。箱は屋久杉ですので、なかなか良いものだと思い、査定を頑張らせていただきました。
これで目に見えるところにあることは全て終わったので、査定額をつけて帰ろうかなと思っていたんですが「こちらを見ていただけますか」
依頼主が持ち出したものを見てみると、それは掛け軸でした。
それは良寛の書でした。 ご先祖が懇意にされていたそうで、書いてくださったものを ずっと大切に保管されてきたそうです。
こちらはいろいろ考えた末に、お預かりして古書組合のこういった古書専門の市場に出品するとなりました。古書組合ではさまざまな市場があり、大きな市場になると珍しいものが出品されます。そこには専門のプロが入札するいわばオークションのようなもの。よいものは当然良い値になるのです。当店では手数料をいただき、こういった業者市場に出品させていただくこともあるのです。
高額なもので自分の店でそういったお客さんを抱えていない場合は、販路が確立されておらず、リスクもあるので、こういった業者市で値をつけさせていただくようにしているのです。
お客様の方で「これはどうかな」と思う貴重なもの、珍しいもの、高額なものを整理される場合は、 是非遠慮なさらずご相談下さいませ。できる限りご対応させていただきますね。
お客様、この度はありがとうございました<m(__)m>
ふらり堂では書道関連・書籍・硯・筆・紙等の買取を行っております。また「これはどうかな」と思う貴重なもの、珍しいもの、高額なものは業者の市場にて代理出品も受け付けております。どうか遠慮なさらずにご相談くださいませ。
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