光まばゆいのどかな一日。
出張買取で古い家におじゃま。
ちょうど家の片付けをしているらしく、家族総出で不要なものをひっぱりだしていた。
私の目の前にはくろっぽい戦前の本がこんもりと。
こういうのを見ると興奮のボルテージが、否が応にも昂(たか)まってくるじゃないですか。
この家はさる有名な天文学者の血筋だそうで、書棚にもそこはかとなく、
学究的な香りのする本が並んでおりました。
(その方の名前が月のクレータのひとつについているそうです)
その本棚に古い小さな木箱がちょこんと置いてある。
触ってくれと言わんばかり。というかすぐに家の人に許可を得て、開けてみました。
(家の人は動かないと申しておりましたが、帰ってあれやこれやとやっていると、動き出しました!!)
(後ろの蓋を開けてみたところ。細かいところまでよくできてます。
盤面の文字は「アメリカウォルサム時計会社SAFETY PINION(ゼンマイ時計の形式)」と読めます)
これはいいですね。ぜひ店で扱ってみたいと家の方にお願いすると、
こころよく譲っていただきました。
その後は推して知るべし。当之然之助で、帰るなり、触りまくって、いじりまくって…
あっ、動いた。懐中時計が数十年の時を経て息を吹き返しました。
カチカチカチッと後ろの歯車の動きを見てると、不思議と心がやすらぎますね。
まだ当分の間動くところを見てみたいもんです。
結構気に入ったので、前回のカメラ同様
ショーケースに飾りつつ売ろうと思います。
コメント
あなたは懐中、私は浣腸・・アルヨ。