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2/3(金)真空管の在る空間の買取

オーディオ機器の買取
出張買取真空管
出張買取真空管

タイミングが良いと言えば、良いこともあって、
一日中事務所にいるときに限って出張買取の電話が鳴りました。

「軽トラックで半分くらいの量なんですが…。
内容は昔の小説とか雑誌とかです。」

詳しい内容を聞くと、そんなに前のものではないらしいです。
でも量が軽トラック半分ならなんとかなるでしょう。

電話があったのが午前10時。
すぐにでも行きたいのですが、
車に市で仕入れた荷物がまだ載っているので、夕方4時の約束に。
そんな訳で、もう必死になって車の荷物を降ろして整理して、
夕方の出張買取に備えたんです。

場所は事務所から10キロほど離れた裏通りに面したとある事務所。
中を覗くと、ナルホド電話のとおり、
雑誌と小説が棚に並んでおりました。
会社組織なんでしょうか?電話の会話からして「軽トラック半分」なんて
言葉が出てくること自体、なんとなく一般ピープルではない感じでしたが、
なんだか会社の本でたまったものを処分するという感じで、
そこの会社の方がどんどん本を車の中に入れてくれて、
本当に軽トラックの半分ぐらいの量がデリボーイの荷台を埋めました。

「いやあ、よくためましたねぇ~」
「いえいえ、ためようと思ってためたものでないので…。
それよりまだ別の場所に引き取って欲しいものがあるんですよ。
売れるかどうか分かりませんが見て下さい」

こういったことは以前にもあって、
別の場所にあるパターンとなると、本当に思わぬものが出てくるものです。
その別の場所とは、その会社の前代の社長の自宅で、
ガレージにたまった本を処分して欲しいとのことでした。
しかし本の量はそれほどなく、大部分は真空管とかコンデンサーみたいなものとか、ダイオードみたいなものとか、
挙句の果てには物体を宙に浮かす装置とか、訳の分からないものまで
出てくる始末。

これがその時の真空管

とにかく全部引き取りますということになり、
値をつけて引き取ることにしました。
この時点でもうデリボーイは満タン状態で、
真空管は割れるといけないので、助手席に丁寧に置いて
ソロリソロリ運転して帰ったのでありました。

一般ピープルから見ると、後半仕入れたものはガラクタかもしれません。
でもこれが売れる。売れるとき。売れれば。売れろ!
五段活用ヨロシク、そう念じて売ることにします。
どうか売れてくれますように…!!

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